地図状舌

地図状舌の原因

舌の上面に、不規則で境界のはっきりした灰色にふちどられた、赤色の平坦なところがあるもので、地図のように見えます。その周囲は正常な舌乳頭が見られます。これは良性のもので、正常な子どもで約1〜6%ほど見られます。急性の熱性疾患でも見られます。原因は分かっていないようですが、ビタミンBの不足や心身のストレスなどが関係している場合もあると考えられているので、偏食や過労を避けて規則正しい生活を心がけることが大切です。

地図状舌の治療方法

「地図状舌」になった場合、次のような治療を心がけましょう。

食べ物がしみる場合は、刺激物を避けて、ステロイド含有口腔用軟膏(デキサルチン軟膏、ケナログなど)を塗ると良いでしょう。

ビタミンB2とB6の内服や、含嗽水(がんそうすい)(うがい薬)でよくうがいをして口腔内を清潔に保つことが大切です。

このような治療をしても完全に治りきらない場合も多いのですが、専門家にこの病気であると診断を受けていれば、心配はいりません。

「地図状舌」になる原因として、ビタミンB不足が考えられます。

現代の生活では、ビタミンBは簡単に不足します。

現代の、白米・白パン食、日常的にお菓子を食べる習慣などが、体内のビタミンB群を消耗し、間接的に他のビタミンやミネラルも消耗します。

糖分や炭水化物を分解したり、エネルギーとして燃やすためにビタミンBが使われるのですが、お菓子(甘くないスナック菓子も含む)やジュース、精製され過ぎた炭水化物は、胚芽米や分つき米、雑穀、ライ麦パンなどと比べてビタミンBを多く使います。

加工食品や調味料類にも砂糖やブドウ糖液がかなりの高確率で含まれているので、知らないうちに摂取している糖分もあります。

また、食品添加物も栄養素の吸収を阻害したりします。

甘いものはごくたまの楽しみとして少量とるようにし、主食はできるだけ未精製のものを取り入れ、タンパク質を野菜や海藻類、きのこなどとともに積極的に食べると良いでしょう。

また、子供が「地図状舌」になるのは、「小児虚弱体質」になっていることが原因と考えられます。

その治療方法の一つに漢方があります。

「小児虚弱体質」に効く、漢方は次のとおりです。

●小建中湯

●黄耆建中湯

●柴胡桂枝湯

●五苓散

●柴胡清肝散

●治頭瘡一方

●六君子湯

●人参湯

●補中益気湯