胎児 頭ナビは、胎児の頭の大きさの平均や、頭の大きい胎児、頭の小さい胎児について調べています。
胎児の頭の大きさは、妊娠何週目かによって平均値も異なります。ただし、これはあくまで平均値なので、誤差があるのが普通のようです。また、赤ちゃんの位置や向きで測定結果も変わりますし、頭の場合、真上から測定しないと正確な数値が出ないので、平均値と多少の違いがあっても心配しなくて平気でしょう。胎児の頭の大きさは、BPD(児頭大横径)という数値で表されています。これは、頭蓋骨の一番幅の広い箇所を測定した数値です。
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胎児の頭の大きさが、普通より大きい、小さいなどで心配されている方が多いと思います。
例えば、胎児の頭が大きい場合、どのような病気が考えられるかというと、
「先天性水頭症」
でしょう。
先天性水頭症は、10,000人の赤ちゃんのうち7〜8人程度がこの様な水頭症にかかると言われていますが、この水頭症の発症の原因が良く分からず難病の一つと考えられています。
水頭症では、脳や脳室の中に脳脊髄液がたまって、胎児の頭が大きくなります。
脳脊髄液は毎日400〜500ml作られ、脳は頭蓋骨の中で脳脊髄液に浸かっており循環して吸収されます。
水頭症では、この髄液の流れが止まり頭蓋内に髄液が過剰にたまり、脳室が拡大して大脳や小脳を圧迫します。
<原因>
なお、先天性水頭症は、『脳室系の閉塞や奇形病変』などの原因によって発生するようです。
<診断法>
CTスキャン、MRI、超音波腰椎穿刺、脳槽造影、髄液圧持続測定などを行なえば診断できます。
<治療法>
水頭症を治療する手術を「シャント術」と呼びます。
髄液の流れを良くするためのバイパス手術のことで、脳室−腹腔シャント、脳室−心房シャント、腰椎−腹腔シャントの3つの方法があります。
脳室から腹腔、脳室から心房、腰椎から腹腔に、それぞれ髄液を流し、脳室に髄液を貯積しないようにします。
日本では脳室−腹腔のシャントが多く用いられているようです。
反対に、胎児の頭が小さい場合は、『子宮内胎児発育遅延』が考えられます。
『子宮内胎児発育遅延』とは、何らかの原因で子宮内の胎児の発育が遅れ、妊娠週数に相当する胎児の体重まで発達せず、頭などが小さいということです。
原因として考えられるのは、胎児自身に起こった疾患、例えば染色体異常や胎内感染症によるものと、母体の疾患や妊娠中毒症、胎盤・臍帯の異常などによる子宮・胎盤系の機能異常による子宮内の栄養不良によるものです。
また、母体の栄養失調、薬物摂取、飲酒、喫煙などによるものも考えられるようです。
ただし、各々の妊婦さんで事情は異なりますので、子宮内胎児発育遅延と考えられる場合、まずは、主治医にお聞きになることが何よりも大切でしょう。
胎児の頭の大きさは、妊娠何週目かによって平均値が決められていますが、エコーなどでの検査では測定誤差が大きいため、平均値と異なることが多いようです。また、胎児の頭が大きい場合は、「水頭症」が考えられ、胎児の頭が小さい場合は、「子宮内胎児発育遅延」が考えられます。