舌癌ナビは、舌癌の原因、症状、治療方法、及び舌癌にかかった場合の生存率などについて調べています。
舌癌は、慢性的な、物理的または化学的な刺激が原因として考えられます。物理的刺激は、不適合な歯のかぶせや入れ歯、虫歯の鋭端部などが常に接触することによる傷や、熱い食べ物や飲み物などが考えられます。また、化学的刺激は、たばこやアルコール、高塩分、香辛料、強い酸性やアルカリ性の食品などが考えられます。さらに、口腔内の不衛生も弱毒菌の感染を促進し、発がんリスクを高めます。白板症や紅板症などの口腔粘膜の病気は、放置しておくとがん化することがあります。
■舌癌の症状
舌癌(舌がん)は、文字通り口の中の舌にできるがんで、口腔にできるがんの半分くらいの割合を占めています。
舌がんの大部分は、舌の縁の中央から後方の部位に発生します。
舌癌には幾つかのタイプがありますが、多いのが潰瘍性舌がんで、その症状は口内炎(アフタ)や、舌を誤って噛んでしまったり入れ歯と擦れたりすることでおこる外傷性潰瘍と似ています。
口内炎や外傷性潰瘍の場合は、2週間もすれば自然に治癒し、痛みもおさまりますが、舌癌は痛みや違和感の症状が持続します。
また、舌がんと外傷性潰瘍では形状が異なります。
がんの場合は周囲が硬くギザギザなのに対し、外傷性潰瘍や口内炎の周囲は、赤みを帯びていますがきれいです。
舌がんは進行していくと、腫瘍が大きくなって舌の動きが悪くなり、食べ物を飲み込みにくくなったり、言葉が喋りにくくなります。
舌がんは頸部のリンパ節に転移しやすい性質がありますが、早期に発見できれば90%は治ると言われています。
■舌癌の治療方法
舌癌の治療法として、体の外から放射線を当てるライナックと呼ばれるものがあります。
対象となる症例は少ないですが、手術と異なり舌の形はそのまま残ります。
25回〜30回に分けて数分程度の放射線の照射を行います。
通常、1日1回照射を行うので、治療期間は約1ヶ月半かかりますが、外来通院治療も可能です。
副作用として一時的な口内炎や味覚障害を生じることもありますが、消炎鎮痛剤の内服により対応が可能です。
また、下顎骨にも照射が行われるために、時に晩発性の障害として下顎骨の壊死、骨髄炎などが起こることもあるので、長期間にわたるアフターケアも必要となります。
放射線治療の効果を高める治療法として動脈内化学療法があります。
放射線治療と併用して行われることがあり、舌がんを栄養している動脈に選択的に抗がん剤を流し込み、放射線治療の効果を高める治療法です。
ただし、副作用、後遺症は放射線単独治療よりもむしろ強いのが欠点です。
しかし、治療効果を高めることができるので、手術を回避できる可能性が増します。
■舌癌の生存率
一般的に、舌癌、中咽頭癌の5年生存率は60%と言われています。
とにかく、早期発見が第一で、さらに転移を防ぐことも大事です。